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March 23, 2006

足あと

んま、適当に

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Posted by: custom tshirt | November 14, 2015 at 08:08 PM

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Posted by: Evelyn | February 12, 2015 at 07:13 AM

ドキュメンタリーに関係なくて悪いんですが、長すぎて悪かったついでに。この日曜日(そっちの月曜日の明け方~早朝かな)、オーケストラのコンサートです。私にとっては初めて。ドキドキ、わくわく。

Posted by: あつこ | April 01, 2006 at 09:07 AM

> 何かを表現することってやっぱり楽しいし幸せなことだ。
> 私が番組作りの世界に戻ることは、もうないだろうとは
> 思うけれど

ごめん、岩井さん、あの長文の中で言いたかったのは、結局これだけだった気もしてきた。

Posted by: あつこ | April 01, 2006 at 09:05 AM

ごめんちゃい。いつものクセです。

Posted by: あつこ | April 01, 2006 at 09:03 AM

長い!>あつこ

Posted by: 岩井彰彦 | March 31, 2006 at 03:49 PM

 嵐のような2週間だった。ただでさえ年度末は何かと落ち着かない。職場では提出すべき報告書の締切や大きなプレゼンをいくつも抱えていたし、プライベートの時間は最大限チェロ探し、それにオーケストラに付いて行けるように練習、練習、という毎日だ。

 加えて、チェロが縁で、ひょんなことからドキュメンタリー番組のインタビューにも応じることになってしまった。本来私は画面に出るなど滅相もない、てんでお断り、という考えなのだが、友人の友人の知人、という女性チェリストから、「老人ホームのお年寄りのための音楽療法を扱う番組を取っている、番組は老人ホーム向けの啓蒙に使う、ついては大人になってからチェロを習い始めた女性を探している」と、取材依頼が来たのだった。何度も断ろうとしたのだが、大人の音楽教育を支持する番組の主旨に賛同できることと、ディレクターでありチェロ奏者でもある彼女の熱意と根気に負けたのと、さらに言えば、私自身が過去にドキュメンタリーを制作する仕事をしていた手前、取材対象から断られるつらさは人一倍身に染みていることもあり、応じることになった。

 果たしてインタビューはとても楽しい経験だった。カメラクルーと一緒に現れたディレクター兼チェリストは、私よりも7つも若い。カメラクルーに至っては、私より10歳以上も若いはずだ。みんなきびきびと動いて、見ていて清々しい。ああ、そうそう、そうだよなー、ドキュメンタリーの制作現場って、こんな感じだった、と懐かしく思い出す。機器の日進月歩の激しさに驚かされるとともに、もう重いベータ・カム・カメラを担がなくていいカメラクルーを、別世界から少しうらやましくも思う。

 インタビュー中、私は泣いた。泣いてしまったらイヤだなぁ、でも泣くかもなぁ、と自分の涙もろさを自覚しながら思っていたが、案の定、である。レッスンのこと、先生とのデュエットのこと、初めてのオーケストラ体験のこと、様々な場面で感じたことや感動したことを再現しようとする度に、そのときに私の中を駆け抜けた感情が再び戻ってきて、ぐっと胸が詰まってしまう。そしてうるうると涙が浮かんでくる。それも予想以上に何度も泣いてしまって、どうしてこうも涙腺コントロールが利かないんだろう、と自分でもやや情けなくなった。

 すいません、ちょっとカメラ止めてください、と涙を拭くために何度頼んだだろう。制作側の事情がわかっていると、こういうときは便利だ。今の、何とか泣かないように言ってみるからもう一度まわしてくれる?カメラの女性に依頼する。彼女たちが後から編集し易いように、文章の前後にポーズを空けるなど、自分にできる範囲で工夫する。今の文章、長すぎたから30秒ぐらいのバージョンでもう一度言ってみようか?と申し出たりもした。最後には、ディレクターが、You've been doing so great!! ...でもこれじゃどっちがディレクターだかわかりゃしないわね、と肩をすくめ、全員で大笑い、という展開となった。

 多忙な時期に会社を半日休んで彼女たちのプロジェクトに貢献したため、仕事のしわ寄せは自分自身に当然、降りかかってきた。一体、ここまでして私は何をやってるの?と最初は思ったが、結果から言うと、ドキュメンタリー番組制作という仕事をいかに自分が愛していたかを思い出させてもらえる貴重な機会だった。考えてみたら、あの仕事で一体、何十人、何百人の人の話に耳を傾けただろう。当時から涙もろさは変わっていないので、取材対象の話が悲しい部分に差し掛かると、取材対象よりも先に泣き始めてしまい、カメラの後ろで鼻をすすらないように努力するのがいつも大変だった。「お前はディレクターのくせに泣きすぎだよなー」とカメラマンからよくからかい半分に呆れられたものだった。そんな仕事を8年間続けた。失敗もたくさん重ねたし編集の手法やナレーションの原稿など、改めて今自分の番組を見返すと、手を入れたくなる箇所も多い。

 様々な事情で、その仕事は辞めて渡米した。学位を取って今はまったく別の世界に籍を置いている。辞めてから既に9年が経った。あっという間の9年間だったし、とても色々なことを経験した長い月日でもあった。ものづくりの現場にいた年月よりも長い時間が既に過ぎてしまったのだ。機材が完全にデジタル化され、小型化されているのも無理はない。

 今でも時々夢を見る。私は長いインタビューを取っている。相手はお年寄りで、心を開いてくれるまでに既に長時間かかった。ここぞ、という箇所でテープが切れる。撮影助手がなかなかテープ交換が出来ず苦戦している。誰のせいでもないのだが、話の腰を折られて取材対象が白けてしまうのではないか、と私はやきもきする、という夢だ。話の流れが切れないように、私は何とか話を続けようと懸命になっている。気付くとその取材対象は、いつしか友人に変わっていたり、場面がインタビューでなく今いる会社になっていたり、最終的には色々な要素が混じり合い、何についての夢だったのかがうやむやになってしまう。でも夢の中でドキュメンタリーの制作現場にいた、ということは、目覚めてからも生々しく記憶に残っている。産みの苦しみ、というとおり、決して楽ではなかった制作プロセスのひとつひとつを愛し、クルーと一緒に悩みながらも精一杯だったからかもしれない。本当に一日、一日が精一杯だった。そんな20代を過ごさせてもらったことを感謝せずにはいられない。

 その日、インタビューが終わり、機材の撤収も済み、マンハッタン中心部に出るためクルーと一緒に地下鉄に乗った。私の背中にはチェロ、彼らの両手には撮影機材。全員、口数は少なかったけど、それぞれの思いを胸にニコニコしていた。何かを表現することってやっぱり楽しいし幸せなことだ。私が番組作りの世界に戻ることは、もうないだろうとは思うけれど、今の私にはチェロがある。この楽器の音色を通して自分らしさを表現して行けたらな、とクルーと一緒に地下鉄の窓に映る自分の姿を見ながら思った。

Posted by: あつこ | March 31, 2006 at 06:10 AM

そーですよね、やっぱ敵わないな。

Posted by: 岩井彰彦 | March 27, 2006 at 03:02 AM

新シルクロード総集編・・。
やはりNHKってシルクロード!!
じゃない。シルクロードってNHK。

Posted by: いち | March 26, 2006 at 10:11 PM

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